本日発売のサガシリーズ最新作『サガスカーレットグレイス』
事前ダウンロード予約のため15日の0時ちょうどからプレイ可能でしたので、有給取って15時間ほどぶっ続けでやってみました。
その所感とレビューをまとめておきます。

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先ずは率直な感想を。
まごう事なき良ゲーでした。久々にこれはきた!と思えるゲームです。これぞサガ、これぞやりたかった待ちわびた『サガ』新作。

まずシステムが素晴らしい。
RPGといいつつボードゲーム、カードゲームよりな戦略シミュレーション系のゲームです。
アクション要素はなく、全てのキャラクターの行動を綿密に練ることができ時間制限もありません。

チェスや将棋のような逆算していくタイプのもので、それに連撃等のぷよぷよ的要素が組み合わさった不思議なゲームです。
フィールドもダンジョンなしとかなり尖った仕様ですが、2次元寄りな古き良き昔のゲームのようなグラフィックとの世界観がマッチしていることもあり、どこか懐かしい雰囲気です。

ゲームシステムの詳細ですが、オープンワールドであるワールドマップに建物や人、洞窟やモンスター等のシンボルが混在しています。
シンボルに触れることでシナリオが進行したり敵とのバトルになる仕様。
ダンジョンや町を取っ払うという、従来のゲームのセオリーを無視した、ある意味タブーに切り込む思い切ったシステムなんですがこれが意外とハマっていて違和感がない。
ワールドマップ自体に仕掛けが施されている為、マップ全体が時には町に時にはダンジョンになる感じでしょうか。

バトルシステムは従来のようなランダムエンカウントでもシンボルエンカウントでもなく、シナリオの一部として任意で闘えるという新しいシステム。
コマンド選択制という従来のサガの芯である部分は変わっていませんが、今作はパーティーバトルという感覚がより強いです。
全ての行動に必要ポイントが割り振られており、それらをパーティーで割り振られた全体のポイントから消費して行動します。
パーティーのポイントは陣形やボーナスによって加算されます。
例えば、オーソドックスなフリーファイトであればバトル開始時に4ポイント、移行1ターン経過毎に1ポイントずつ増えていくといった形になります。
技や術の消費ポイントは威力と比例して増加していくため、4ポイントを超える技はターンがある程度経過しないと発動できません。
また、パーティー全体で計算されるため例えば初ターンではポイント4なら1人、ポイント2なら2人ずつと全員が行動できるわけではなく、その他のメンバーは自動的に防御が選択されることとなります。

更に、今作の画期的な要素として、全ての行動順がターン毎に決まっているということが挙げられます。
敵味方関係なく行動順が決まっており敵の使用してくる技まで決まっています。
それらはタイムラインに情報として表示されており、タイムラインを参照しながら持ちポイントと相談しつつ、誰に何をさせるのかといった行動を決定していく流れになります。
それらの確定要素に、割り込み要素を持った技や連撃、恩寵といった不確定要素が加わり結果としてカードゲームのようなこれまでにない不思議なRPGゲームとなっています。
詳しいシステム等は別記事として触れていきたいと思います。

サガスカーレットグレイスでは主人公が4人、仲間になるキャラクターは70人と言われています。このあたりはロマサガシリーズを象徴していますね。
これまでと違うところは仲間に入れるキャラクターに制限がないという点。
これまでですとパーティー上限まで、例えばロマサガ3では5人までしか加入させられませんでしたが、リザーブメンバーとして何人でも迎えられるというウェルカムシステムとなっています。
従来通りLPという概念が存在しますが、今作ではバトルメンバー5人以外のリザーブにまわると回復する仕様となっています。
バトルは従来通り鬼畜仕様ですので、序盤からバンバンやられます。
LP回復のためにリザーブメンバー入れ替える必要があり、結果的にバトルに出るメンバーは常に流動的になりたくさんのキャラクターたちを使わざるを得ない状況になっています。
これは、RPGの宿命とも言えるメンバー固定の概念を打ち破る画期的なシステムではないでしょうか。

シナリオは1000以上用意されていますが、今作の特徴としては兎に角分岐しまくることが挙げられます。
会話や行動が全て選択形式になっており、それによって結果が大きく異なってきます。
それらの分岐が1000のシナリオに割り振られていますので、当然プレイヤー毎にシナリオも異なる進行をしていくことになります。
例えば、湖にネッシーのような生物のシンボルが突如出現します。
シンボルに触れてみると、どうやらネッシーが何やら訴えているようだとのザックリした説明が。
どうするかの選択を迫られるのですが、その二択が殺すか逃がすかを決めるという極端な二択。
当然選択によってこのネッシーの生死が決まり結果が大きくことなるのですが、これらの選択全てが別のシナリオのフラグとなっており、今後どのように展開していくのかは読めません。
正解というものがないので、まさに十人十色。
プレイヤー毎にシナリオも大きくことなることになります。
これは非常に面白い試みですね。
正解がないので、迷わずに済むという一周まわって気楽にゲームを楽しむことができます。

これらの尖った仕様に、閃きや成長、武器の強化といったオーソドックスな部分が混ざり、全体の絶妙なバランスによってゲームの完成度はかなり高いです。やり込み要素もありますし、サガ伝統の鬼畜な敵も健在。
これは久しぶりにのめり込んで長いこと遊べるゲームになりそうです。
開始1日での所感ですので、まだまだ伝えきることは難しいですが、三十路のオールドゲーマーにとっては大当たりと言える1本です。
クロノトリガーを初めてプレイした時に味わったあのドキドキ感。この感情に同意できるという人は間違いなく買いだと思います。

とはいってもやはり尖ったゲームであることには違いありません。
万人受けするゲームではありませんが、合う人はとことん楽しめるゲームになると思います。
少しやり込んでみたいと思います。
まだまだ伝えたいことは多いですが、今現在記事執筆時間をプレイ時間に充てたい衝動に駆られています。

そうそう、気になっていたロードは個人的には許容範囲です。
というより、携帯機との相性が良いです。
全てウェイトタイムのコマンド選択制ですので、ながらプレイが捗ります。
ターン毎に中断できるので、仕事しながらのプレイも捗りそうです(笑)
では、再開するのでこのあたりで。

※追記 12/16
攻略記事を更新しました。

サガスカーレットグレイス攻略 - ウルピナ編攻略の指標