三十路ゲーマーにとってファイナルファンタジーとは=ゲームと言っても過言ではないほどの王道ゲームである。
そんなFF最新作であるFF15がいよいよ明日発売されるらしい。
しかし、ナンバリング発売日の慣例となっている有給休暇の取得も実機のアップデート確認も行っていない。
歴代ナンバリングをリアルタイムで全てプレイしている往年のFFファンだが、今回初めて買わないという選択肢をとることにした。
いったいそれは何故なのか。FF15をやらない理由を書き連ねておこう。

まずは端的にやらない理由をまとめておこう。

第一の理由は、RPG色が薄れアクションゲームよりなゲームシステムになってしまったこと。
デモ映像を見る限り完全にアクションロールプレイングというジャンルにおさまる形となっている。
その中でも注目したいのが個別のアクションムーブが増えたこと。
デモを見る限りでは、シーン毎に個別のアクションモーションが割り振られていることが多い。
例えば敵の頭上を飛び越えて背後へ回り込んだり、オブジェクトを利用したど派手なアクション等が随時に埋め込まれている。
このような特撮に近い派手なアクションをゲームでプレイできることは、素直に技術の進化を感じる。
しかしそのような多様なムーブメントにプレイヤーのコントロールスキルが反映されない点がどうにも解せない。
基本的にそのような個別のアクションは特定の座標に触れたり、良くてワンタッチ程度の操作で発動するようだ。
明確な発動のフラグや操作法があるわけでなく、そのようなアクションムーブは突如繰り出される。
常態的に狙ってできるプレイであれば、プレイヤースキルを磨くことでより洗煉された動きができるようになるだろう。
しかし、FF15のそれはあくまでも偶発的。
狙ってできない=制作者側にレールに沿った動きをさせられているにすぎない。

そのようなイレギュラーの連続はどうにも落ち着かない。
結局プレイヤー側はコントローラーをガチャガチャしているだけで、いつの間にか局面だけが進んでいく。
これまでの一挙手一投足をじっくり選択していくATBタイプのシステムのFFに慣れ親しんだ層にとって、近年のアクション指向の戦闘システムについて行けなくなったというのが正直なところだ。

味方のNPCプレイヤーのAI化もまた、やらない一つの理由になるのかもしれない。
12から導入されたプレイヤーの操作キャラ以外のAI化。
13ではロールシステムということである程度の制御はできたものの、やはりこちらもイレギュラーの連続。
基本的に味方は好き勝手やっているようで落ち着かない。古いオールドタイプのゲーマーとしては、やはり全ての行動はプレイヤー側で操作したいという願望が強い。


第二の理由はキャラクターの問題。
これまでにも某ヴァンはじめ、気に入らないキャラクターというのは存在した。
しかし今回のそれは許容範囲を越えてしまっている。
チャラチャラした若者が大学生サークルの内輪ノリのようなテンションで絡み合う。
そのような茶番を全編にわたって強制的に見せられ、挙げ句戦闘中にまで持ち込まれるのかと考えるととてもプレイしたいとは思えなかった。
この点は、そもそもゲームが若年層向けに作られているのであって三十路のおっさんプレイヤーが受け付けないというのは当然のことなのかもしれない。
おそらく15歳くらいでこのゲームに出会っていたら素直に楽しむことができただろう。
ゲームとは若者に夢と希望を与えるものであって、そういう点では素晴らしいゲームだと感じる。
そのような若者向けのゲームに、三十路の所謂回顧厨や老害と呼ばれるようなおっさんゲーマーが出張っていく必要はない。
ニーズが合わないものを手にしてからぶーぶー文句を垂れるのではなく、時代について行けないオールドタイプのゲーマーとして今回は辞退させて戴くというのが正しい言い方かもしれない。

実は今作だけの話ではなく、13も途中で投げている。
30時間ほど一通りプレイした後、クリアすることなくプレイを終えている。
これまでのナンバリングは全てクリアしてきたことを考えると、その時既にいつかFF新作をプレイしなくなる時がくるかなという予兆だったのかもしれない。
いずれにせよこれらの“合わない”理由によってFF15はプレイしないことにした。

プレイする方には是非とも楽しんで頂きたい。
多感で若いプレイヤーであればとても素敵な冒険が待っているだろう。


しかしこんな日が来ようとは本人も驚いている。

以上、三十路のおっさんゲーマーがFF15をプレイしない理由でした。





P.S
そんなおっさんゲーマーにぴったりなゲームが発売されます。タイトルは『サガスカーレットグレイス』
こちらはVitaにて、おっさん好みなグラフィックとシステムですのでこちらを楽しみたいと思います。