ダンブラウンのラングドンシリーズ最新作である「インフェルノ」の映画公開日が迫ってきました。

ダンブラウン インフェルノ


「ダヴィンチコード」「天使と悪魔」の続編となる「インフェルノ」ですが、ダンブラウンのこのシリーズは映画を観る前に原作を読んで予習しておくことを激しくオススメします。

というのもこのシリーズ、ストーリーはフィクションなんですが登場する場所や美術品、宗教の歴史等は全て現存するというパラレルワールドが舞台です。
タイムリミット形式の謎解きを紐解いていく流れになりますが、それらの謎を解くヒントが実在するものに散りばめられています。
ダヴィンチコードではルーブル美術館、パリを舞台に聖杯伝説の謎解きを。
天使と悪魔はイタリア、ローマを舞台にベルニーニの作品とイルミナティの啓示の道を辿りながら謎解きを。

登場する場所や美術品、宗教の歴史や生い立ち、隠された真実、作者の意などもふんだんに盛り込まれており上中下ハードカバー本三巻立てとなる大作です。
原作ではそれらの情報や薀蓄が事細かに記載されており、ある種参考書のような読むだけで知的好奇心を満たせるという側面を持った珍しい本です。

インフェルノではダンテの新曲の地獄篇に焦点が当てられています。
宗教的見解を盛り込んだ非常に興味深いストーリーですが、おそらく映画だけではその全てを補完することは難しいだろうと推測されます。
このあたり、原作ではかなり掘り下げて記述してありますので読んでおいて損はないです。

映画化されるにあたって、登場する場所はどれも映像映えするロケ地ですしそれらを一通り見せるだけでかなりの時間が取られてしまいます。
結果的に、前作二作品は映画としてはうまくまとまっているものの、要所が端折られていて残念だった印象があります。
もちろん、映画を観た後に興味をもって原作を読まれる方も多いと思います。
しかし、このシリーズに至ってはネタバレ覚悟で原作予習しておくことをオススメします。
それらを事前知識として頭の中で取り込んでおくことによって、より映画観賞の満足度も上がってくると思います。

今回、舞台がフィレンツェ、ベネチア、ローマ、イスタンブールと飛び回ることになりますが、実在する場所なので実際に訪れることによってよりイメージしやすくなります。
その辺り、ブログにて以前に映像として纏めているのでネタバレになりますが気になる方はどうぞ。

映像で巡るダン・ブラウン「インフェルノ」の世界 ※ネタバレ注意
http://funto-ki.com/archives/52002412.html

原作を読み、映画を観ることで登場する場所を訪れてみたくなる。
そんな魅力がこのラングドンシリーズにはあると思います。

実際に私は「天使と悪魔」を読んだ後、ローマに飛んで啓示の道を辿りました。
サンタマリアデルポポロ教会、トリトーネの泉、四大河の噴水、サンタンジェロ城、そしてサンピエトロ大聖堂。

ウンベルト1世橋


一昨年前には、長年の夢だった「ダヴィンチコード」のルーブル美術館にも行くことができました。

ルーヴル ピラミッド


インフェルノに登場する場所としては、アヤソフィアのあるイスタンブールのみ未訪問となっています。
ここにもいつか訪れてみたいという野望を、いつも心のどこかに秘めています。

サンタマリアデルフォーレ教会、ジョットの鐘楼が対を成して形成するドゥオーモ。
目の前にはサンジョバン二礼拝堂と天国の門。
花の街フィレンツェ。

ヴァポレットで上陸すると拓けたサンマルコ広場が出迎えてくれる水の都ベネチア。
提督の馬なんかは観光で訪れると何となく流し見する程度のオブジェクトですが、インフェルノを読んだ後に訪れると必ずみてみたいスポットになるでしょう。

原作を読み、映画を観たあなたは、いつか現地を訪れる聖地巡礼の旅に出たくなるはずです。
封切りまで一カ月を切りましたが原作予習を是非どうぞ。