4K編集(XAVC-S編集)に限界を感じパソコンを新調しました。

最強パソコン


今回は4K映像編集に耐えうる環境の構築と、XAVC-Sファイルのネイティブ編集取り扱いについて掘り下げて考察していきたいと思います。

まずはパソコン新調に至った経緯を。
昨年夏に事業化し、映像制作を仕事として取り組むにあたり限界を感じたというのが率直な経緯です。

新調したパソコンと4K編集の話の前に、先ずは現在のパソコン遍歴とHD編集の歴史を振り返ることにしましょう。

実は現在使っているパソコンはHD編集の為に新調したもの。
AVCHD編集の限界を感じたという今回と似通った経緯で組んだ1台です。
構成は以下

image


登場直後のcore i7-920にG-Force GTS250。
ちょうどXP/Vista/Win7横並びのシェアの時期で、ようやく64bitOSが一般実用向けに降りてきた時期でもありました。

当時の最新であるBloomfieldのcore i7シリーズ導入にあたり様々な壁にぶち当たることとなりました。
64bitのリリースに提供先の対応が遅れたことにより、各種ドライバやソフトが64bit未対応という期間が存在しました。
その為に64bitの恩恵より不便さが先行し、HD編集をサクサク行う為の環境構築が困難となりました。

32bit動作のみのフリーソフトが大半を占めた為、結局XP 32bitとwindows7 64bitをデュアルブートさせると言う回避策を採らざるを得ず、BIOSの更新等対応に追われた事を今でも覚えています。

さて、そんな当時の最新ハイスペックPCですが対HD編集にかけては威力は絶大でした。
当時市販のメーカーPCの最高スペックはQuadシリーズで、core-iシリーズは自作という選択肢しかありませんでした。

従来のクアッドコアからマルチコアになったことにより、処理能力が飛躍的に向上。
i7-920がオーバークロック耐性の高いCPUだったこともあり、上位モデルのi7-980と同等の動作クロックまで容易にOCできたことも+要因でした。

3.6GHzで運用することにより、Quad9665あたりと比べても倍近く体感処理能力が向上しました。
次世代CPUと64bitOSの恩恵を受け、HD編集はAVCHDのMt2sファイルをリニアでサクサク編集可能となりました。
当時のHD形式はちょうど今の4Kと同じような位置付けにあり、撮影機材・編集環境共に整っておらずそれ故に需要も高い傾向にありました。

YouTubeがいち早くHD1080pに対応しましたが、上記HD制作環境を満たす投稿者は少なくHD画質でアップロードされた動画は同じ内容の別動画より再生数が跳ね上がりました。

2016年現在、ちょうど4K映像が全く同じ道を辿っているところです。
4Kの撮影・編集環境を整えるのはコスト面での負担が大きく、HDの歴史から鑑みるに再生環境の方が早く整備されていくことが予想されます。
その為今後4K映像の需要は増えていくでしょう。
言い換えると、今のタイミングで4K編集環境を整えておくことは、映像制作において一歩リードできるということです。
HD編集の為に組んだPCも5年前となり、4Kの再生編集共に限界がみえてきたのでこのタイミングでパソコンを新調することにしました。

ちなみに、上記のHD編集機でも4K XAVC-Sファイルのネイティブなレンダリングは可能です。
しかしエフェクトを加えたりするとレンダリングはもちろん再生すら困難です。
2分の無編集映像をXAVC-S 4K MP4でレンダリングするだけで10分以上かかっています。

現状4K編集を行うには余りにも無駄な時間がかかり過ぎる上、ストレスにもなりますので新調してしまう方が色んな面で良いと言う結論に至りました。

4K編集環境を整えるのであれば、現状用意できる最高のスペックで。
乗り換えにあたり絶対に譲れない条件です。
どうせ新調するなら、多少コストがかかっても長く戦えるマシンを手に入れることが長い目で見るとお得。

と言うわけで、新マシンのスペックは以下になりました。

image


5960X TITAN X


続いて内部のお披露目

5960X TITANX



先代とのスペック比較

image


それでは新マシンの詳細スペックについて紹介していきましょう。

CPUはintel corei7-5960X。
4K編集に最適なCPUを吟味した結果5960Xを選択しました。
8コア16スレッドと4K編集に最適なマルチコアCPU。
Haswell-E世代のCPUですが、現状4K編集となると5960XかXeonのE5シリーズがベストだと思います。
6700Kと迷いましたが、skylarkはWindows10強制移行問題があるので5960X一択に。



マザーボードはX99-S。
USB3.0のポートが沢山あるので4Kファイルの取り込みに役立ちます。
DDR4規格のメモリ対応。



LGA1366のP6T delux V2から乗り換えですが、ソケットがLGA2011-v3になるので旧マシンからの流用は不可でした。

メモリはクアッドチャンネルDDR4メモリが搭載可能になったので64GB積んでいます。
6GBではメモリで頭打ちすることが多かったので今回は積めるだけ。

グラフィックボードは思い切って最上級のNVIDIA G-Force TITAN Xを載せました。
メモリ12GBのモンスターGPUです。
これで4K再生とGPU補助によりレンダリングの向上が期待できますね。
980iが選択対象でしたが、やはり4Kやるには容量は多ければ多いほど良いと思います。



ストレージはブートドライブを注目のNVme接続の超高速SSD intel750 400GBを採用。
こちらのドライブで作業するXAVC-Sファイルを扱うと、編集ソフトへの読み込みもサクサクです。
メディア用ストレージは内蔵HDD 3TBと外付け3TB。
電源は余裕を持って1250Wのゴールド認証電源を


【送料無料】コルセア プラチナ電源(1200W) HX1200i CP-9020070-JP [CP9020070JP]

OSはWindows8.1 pro 64bitに変更。
これで5年はバリバリと働いてくれると思います。

参考までに予算は50万円〜あると満足のいくマシンが組めます。
その他、4K対応のビデオカメラと映像編集ソフトも揃えておきましょう。


動作ですが流石に速いです。
起動〜Googleトップ画面まで10秒。
PMHでの4K再生もひっかかりなくヌルヌル。
ちなみに先代ではカクカク再生の上、他のアプリケーションを立ち上げるとフリーズ確定でした。

XAVC-S 4Kファイルのレンダリングですが、3分の編集ファイルが10分で上がってくるようになりました。
先代では30分かかっているので作業効率が3倍に。
無編集ファイルの1分のクリップは2分かからず書き出し確認。
とりあえず定格で運用しているので、OC運用すれば更なるスピードアップが見込めると思います。
大容量メモリとマルチコアの恩恵も顕著で、XAVC-S 4Kレンダリング中であってもPMHで4K再生も余裕です。
並行して作業が進められるので飛躍的に作業効率がアップ。
さらに、先代マシンも鞭を伐ってまわせば2本同時にレンダリングできることになります。

高い出費となりましたが、先行投資としては格安。
新マシンでガンガン4K制作をすすめていきたいと思います。

自宅ワークステーション



以上、今回は4K編集可能なパソコンのお話でした。
ベンチマークやスコア等も時間がある時に公開していく予定です。

5960X TITANX


※追記 2017/3/14
4K編集ソフトのVegas Pro 14が投げ売りされています。
Vegas pro 13 suiteを使ってますが14にアプグレします。
4K編集やる人は迷わず買いですね

Sony Vegas Pro ソニーのソフトは、ソースネクストで

VEGAS Pro 14 Suite 92,487円→12,800円
VEGAS Pro 14 69,887円→9,800円
VEGAS Pro 14 EDIT 47,287円→6,980円
SONY 全部パック 267,293円→19,800円

通称メルカリという強力なブレ補正プラグインがつくのでSuiteがおすすめです。
レビューは後ほど記事としてあげる予定です。
投げ売りは3月いっぱいなので買い忘れないように。

ついでにHitFilm Proも買っとくと役にたちます。