ソニーの家庭用小型4Kカム、FDR-AX100の発売月となりました。
フルHDの4倍の4Kサイズという、超高画質な映像を撮影可能なビデオカメラとして注目を集めています。
発表段階からこれは買わねば!と購買欲をそそられていたのですが、買うにあたっていくつか不確定要素があったので色々調べてみました。

その中で特に気になったのは撮影した4KファイルがSONYの新規格・独自規格のXAVC-Sという形式で出力される点。
新しい技術が導入され、一般人が気軽に手を出せるのは有難いことですがこういった規格の変わり目は下手に手を出すと痛い目をみる可能性が…。

フルハイビジョン画質で撮影できるHDカム登場時の苦い経験がよみがえります。
AVCHDという新規格を扱う為に10万円で購入したカメラに対し、編集環境(パソコン+編集ソフト)を整えるのに結果的に40万円程の投資が必要になりました。
当時は市販されているメーカー製のパソコンではスペックが足りず(ちょうどcore iシリーズが登場した時期でしたが自作以外の選択肢がなかった)、64bit環境も不安定かつ浸透していない時期でした。
AVCHDを満足に編集するにはcore i7 Windows7 64bitという環境が推奨でしたので、条件を満たすには自作またはBTOのハイスペックパソコンを用意する必要がありました。
加えて、AVCHDファイルをネイティブに編集できる(というか読み込める)ソフトはVegas ProかEdiusといった高価な業務向けソフトしかありませんでした。

このように「独自規格」という言葉には若干のトラウマがあるのですが、今回のXAVC-Sという規格はどうでしょうか。

ざっと調べてみたところ、ちょうどビデオサロンという雑誌でAX100の特集が組まれていました。
それによると、現状最高スペックのパソコンを用いたとしても複数の動画をピクチャーinピクチャーで並べたりするのは厳しそうな感じ。
うーん、やはりメインのパソコンでもサクサク編集できなさそうですね。
しばいて(オーバークロック)3.4Ghzで回しているi7-920なんですが、AVCHD台頭当時は廃スペックと呼ばれたCPUも今や化石。
XAVC-Sファイルを満足に編集するには、最新のCPUを導入して組み直す必要がありそうです。
こちらの世界はしばらく遠ざかっているのですぐに導入というわけにはいきませんね。
ソケット変わってるらしいのでマザボから載せ替えんといかん気が…。
というわけで、とりあえず編集方面はしばらくオアズケの方向で。

AX100を購入したとしても、しばらくは撮影した素材だけを楽しむことになりそうです。
ここらへんは個々のユーザーの目的によりますが、個人的には昔から言い続けていますが「思い出は高画質で」がモットーなので今の瞬間を高画質で撮っておきたいというのが第一です。
なので素材さえ残せればいいかなーという感じです。
私事ですが祖母が去年亡くなりました。
往年は寝たきりだったのですが、元気だった頃の姿をフルHDサイズのAVCHDファイルで残せたのはよかったです。
落ち着いてから親族で鑑賞会をしましたが、子である父もたいそう喜んでいました。

おっと脱線。
撮影した4Kファイルの実用ですが、4Kの威力を発揮するには当然4K対応のテレビが必要です。
が、こちらもタイミング的に4Kテレビの普及し始める足掛かり的な期間なので時期が悪い。
如何せん高額なのでこちらも価格競争が起こって相応の価格に落ち着くまでは待ちですね。
それならFDR-AX100を今買う必要があるのか?
という話になりますが、とりあえず【今】を高画質で撮って残しておきたいので購入する予定です。
当面は素材として撮りためつつ、HDサイズにダウンコンバートした映像をみることになりそうです。

撮影ファイルはそのままの素材で保存しつつ、YouTubeにもあげていくつもりです。
そこで問題になるのが、XAVC-SファイルをすんなりYouTubeにアップロードできるのかという点。
YouTube自体は4Kサイズに対応したようですが、XAVC-Sに対応しているかどうかは不明。
ここは気になる人も多いんじゃないでしょうか。
AX1はバンドルでXAVC-S対応のVegas Pro12が付いており、このソフト経由でエンコードしてYouTubeにアップロード可と公式HPに記載されていますが、AX100はこの点には触れられていません。
AX100には「Play Memories Home」というソフトがバンドルされますがこちらは映像編集というよりビューワー的なソフトです。
このソフトはAVCHDカム時代から使っていますが、できるのは再生とカット編集のみです。
エンコードはできないので、YouTubeがXAVC-Sファイルに対応しているか「Play Memories Home」にYouTubeへのアップロード機能が付属していなければ詰みです。

ここは明確にしておきたいので、ソニーのサポートに直接確認してみました。
以下が回答。

image


問題なくいけそうですね、【FDR-AX100で撮影したXAVC-SファイルはYouTubeへのアップロードが可能】です。
アップロードの問題はクリアできましたが注意点が一つ。
YouTubeではアンロック方式で15分以上の動画を投稿できるようになりましたが、アップロードサイズ上限2GB縛りという設定があります。
おそらくXAVCSはAVCHD以上の大きなサイズになるので、2GBだとそう長い動画は上げれませんね。
どれくらいの長さの動画をあげれるのか、詳細は購入後に検証してみたいと思います。
長い動画は2GBずつ分割で上げてYouTube上の動画エディタで連結する方法になるかもしれませんね。

このカメラの購入を検討されている方は、自分の目的を明確にしておきましょう。
「4K動画を撮れ」ればいい人はこのカメラを。
「4Kを撮って観ることまで楽しみたい」人は+4K対応テレビを。
「編集までバリバリ楽しみたい」人はさらに編集環境を用意する必要があります。

趣味感覚で手を出し辛いAX1とは違い、とりあえずよいビデオカメラが出たらしいから買ってみるか!というライトユーザー層も多くなると予想されます。
上記を参考に、購入前に目的を明確にして検討してみましょう。

こちらでは購入後、YouTubeで新チャンネルを立ち上げてサンプル動画を上げていく予定です。
レビュー記事も書く予定なので、様子見の人の参考になればと思います。
こういう設定でこんな映像を撮影して上げて欲しい、等要望ありましたら気軽にお声かけ下さい。

発売日までもう少し、手にした暁にはガンガン使って出かける口実にもしたいと思います。


※追記 2014/3/11
銀座のソニープラザにて、国内で唯一展示されている実機を触ってきました。

image



最近YouTubeに上がったサンプル動画。
ローリングシャッター歪みが酷い、所謂「コンニャク動画」だと話題でしたので購入前に実際に確認してきました。
左右に激しくパンしながら撮影し接続されている4Kテレビで再生してみましたが、多少の歪みはあるものの個人的には全くの許容範囲内でした。

編集の話も聞いてみましたが、「Play Memories
Home」が発売日にアップデートされるらしく、バンドルのソフトでどこまでできるかは現時点では不明とのことでした。
それより発色のよさ、解像度の高さに目を奪われました。
これは買いですわ。
ということで、購入前に実機を触って納得できたので予約してきました。
地元の馴染みの家電量販店で、SONYの64GBのSDXCガード付きで20万ジャスト。
昨夜予約しましたがなんとか発売日までに取り寄せてもらえそうです。

購入確定しましたのでレポートをお待ちください。




※追記 2017/3/14
4K編集ソフトのVegas Pro 14が投げ売りされています。
Vegas pro 13 suiteを使ってますが14にアプグレします。
4K編集やる人は迷わず買いですね

Sony Vegas Pro ソニーのソフトは、ソースネクストで

VEGAS Pro 14 Suite 92,487円→12,800円
VEGAS Pro 14 69,887円→9,800円
VEGAS Pro 14 EDIT 47,287円→6,980円
SONY 全部パック 267,293円→19,800円

通称メルカリという強力なブレ補正プラグインがつくのでSuiteがおすすめです。
レビューは後ほど記事としてあげる予定です。
投げ売りは3月いっぱいなので買い忘れないように。

ついでにHitFilm Proも買っとくと役にたちます。




5960X TITANX




パソコン工房「4K動画編集向けパソコン」